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日外会誌. 110(2): 110-112, 2009


特別寄稿

心臓外科領域における「医師補助職」の有用性

東京女子医科大学 心臓血管外科

津久井 宏行

I.内容要旨
我が国では,「医師補助職」の導入が不十分であるため,医師が,医師以外の職種に代替可能な業務に忙殺され,疲弊し,医療の質が低下することが懸念されている.「医師補助職」であるPhysician Assistant,Nurse Practitioner,Respiratory Therapist,IV team,Medical Secretary,ITなどを積極的に活用することにより,医師が余裕を持って本業(臨床,研究,教育)に邁進することが可能となる.「医師補助職」制度確立には,解決すべき課題(教育機関,法的整備,財源,国民理解等)も多いが,その導入により,医療サービスの効率的提供が可能と考えられるため,その積極的推進が期待される.

キーワード
医師補助職, Physician Assistant, Nurse Practitioner, Respiratory Therapist, Medical Secretary, IT


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