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日外会誌. 109(6): 349-354, 2008
特集
日本と世界の各種外科疾患における診断·治療戦略の相違
7.胆道
I.内容要旨
肝門部胆管癌に対する診断·治療について,過去2-3年の間に当教室から若手の先生方が留学していた欧州の3施設の成績を紹介し,本邦のhigh-volume centerのものと比較した.術前の進展度診断に対する考え方は,本邦と欧州では大きな違いがある.手術術式は,本邦においても施設間でかなりの違いがあるが,“積極的に切除を目指す”と言う点ではコンセンサスが得られている.肝の局所解剖の理解,術前·術後管理の緻密さ,行っている手術の内容,治療成績などから肝門部胆管癌に対する手術療法は本邦が世界をリードしている.
キーワード
胆道癌, 肝門部胆管癌, 術前診断, 肝切除
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