[書誌情報] [全文HTML] [全文PDF] (319KB) [会員限定][検索結果へ戻る]

日外会誌. 107(2): 73-76, 2006


特集

悪性腫瘍に対する内視鏡外科の現状とその評価

5食道癌

近畿大学医学部 外科

塩崎 均 , 今本 治彦 , 重岡 宏典

I.内容要旨
食道疾患に対する胸腔鏡下手術は1992年Cuschieriら1) により報告され,本邦における食道癌切除は1996年Akaishiら2) によりその第一歩が記された.振り返るとようやく10年の歴史を刻んだに過ぎない.しかしながら,その進歩は目覚ましいものがあり,熟練した施設においては,その安全性,根治性ともに通常開胸に匹敵する状況に達している.今後は,この術式が非常に難易度の高い本邦における食道癌手術において標準化されるためには根治性を維持する手技の確立,教育のシステム作りが課題となってくる.

キーワード
食道癌, 胸腔鏡手術, 鏡視下手術, Hand Assisted Laparoscopic Surgery: HALS, Hand Assisted Thoracoscopic Surgery: HATS

このページのトップへ戻る


PDFを閲覧するためには Adobe Reader が必要です。