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日外会誌. 106(7): 422-426, 2005
特集
小児固形腫瘍の治療戦略
4.腎芽腫の治療戦略
I.内容要旨
わが国のウィルムス腫瘍の治療成績は米国治療研究グループ(NWTS)を中心とする治癒率向上の努力により改善してきたが,進行症例の治療成績は欧米に比べ不良である.生存率の改善,正確な病理診断の確立,原因遺伝子の解明を目的として1996年に日本ウィルムス腫瘍スタディ(JWiTS)グループが発足した.治療プロトコールはNWTS-5に則り,腫瘍の病理診断,病期などの臨床所見に合った適切な全国的な統一プロトコールによる治療研究を実施している.
キーワード
Wilms tumor, NWTS, WT1, Central review
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