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日外会誌. 105(7): 412-416, 2004


特集

ガイドラインからみた肺癌外科の構築

6.非切除肺癌の治療ガイドライン

1) 近畿大学 医学部腫瘍内科
2) 静岡県立静岡がんセンター 呼吸器内科

福岡 正博1) , 倉田 宝保1) , 山本 信之2)

I.内容要旨
「EBMの手法による肺癌の診療ガイドライン」2003年版のなかで切除不能肺癌の治療ガイドラインを解説した.局所進行非小細胞肺癌には化学放射線治療,IV期非小細胞肺癌にはプラチナを含む併用化学療法を4~6サイクル,限局型小細胞肺癌には化学放射線治療,進展型小細胞肺癌にはシスプラチンとエトポシドまたはイリノテカンの併用化学療法を行うことが強く勧められている.エビデンスは刻々変化することを認識してガイドラインを利用することが重要である.

キーワード
非小細胞肺癌, 小細胞肺癌, 化学放射線治療, 化学療法, 診療ガイドライン


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