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日外会誌. 101(8): 531-534, 2000


特集

内視鏡外科の基礎と臨床

3.胆嚢・総胆管結石

帝京大学溝口病院 外科

山川  達郎

I.内容要旨
胆嚢・総胆管結石に対する腹腔鏡下外科手術の臨床的利点については,それを裏付ける基礎的事項に文献的考察を加えて言及した.またその問題点については,文献的考察を加えて関連する基礎的事項を指摘すると共に,その対策について言及した.内視鏡下外科手術が,胆嚢・総胆管結石に対する第1選択手技であることは今や万人が認めるところである.最も大きな問題は合併症であるが,その多くは外科医の技術の未熟さに起因する.そのためには今後,内視鏡下外科手術の修練を組み込んだ外科卒後教育システムをretoolingして手技に習熟した外科医を育成する必要がある.

キーワード
腹腔鏡下胆嚢摘出術, 腹腔鏡下総胆管結石摘出法, 腹腔鏡下胆道鏡, 腹腔鏡下胆道造影法

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