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日外会誌. 101(2): 223-227, 2000


特集

膵癌取扱い規約をめぐって

8.膵癌取扱い規約のジレンマ
-RP, PL, EWについて-

1) 栃木県立がんセンター 外科
2) 栃木県立がんセンター 画像診断部

尾形 佳郎1) , 菱沼 正一1) , 富川 盛啓1) , 月岡 健雄2)

I.内容要旨
本邦の膵癌取扱い規約は予後を良く反映する反面,取り扱う因子が多い.なかでもRP, PL, EWは予後規定であるにも拘わらず,その扱いは難しい.より一層の簡略化が必要である.RP/rpは術前診断の正診率が低く,(一)か(+)の判定で良い.EW/ewは各施設の検索方法が異なり共通の認識で討論できていない.学会として簡便な検索方法を一律に定める必要がある.ew(+)では,規定した因子を①直接浸潤,②脈管(ly, v),神経侵襲(pl)の別に記載する.

キーワード
膵癌取扱い規約, RP, PL, EW

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