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日外会誌. 96(8): 577-581, 1995


印象記

第47回日本胸部外科学会総会から

千葉大学 医学部肺癌研究施設外科

山口 豊

(1995年1月19日受付)

I.内容要旨
日本胸部外科学会総会の第1回総会は昭和23年に東京で開催されている.その後半世紀に近い歴史を重ねて,本年は第47回総会を千葉市で開催する運びとなり,平成6年10月25日,26日,27日の3日間,約3,000人の会員を迎えて開催された.
基本的には最近定着してきた本会総会の学術集会のあり方に従った企画運営を忠実に踏襲することとし,また心,肺,食道の3本柱の基幹学会としての使命を演題採択になるべく生かし,さらに創造性があり,新しい観点からの発表と討論が十分に尽くせるように努力した.特別企画として,招請講演は3名の外人を招待してお願いし,シンポジウムは食道1題,肺関係1題,心関係で2題,心・肺関係ということで移植を1題,ビデオシンポは心,肺で1題ずつ,パネルは心で1題を企画したが,大変好評であった.
十分に準備された質の高い整然とした発表,活発な討論は胸部外科学の進歩,発展,向上に大きく寄与すると考えているし,その意味からも今総会は大変実り多い総会であったといえよう.

キーワード
第47回日本胸部外科学会, 心臓・大血管外科, 呼吸器外科, 食道外科

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