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日外会誌. 100(11): 761-764, 1999
症例報告
自然気胸に併発した急性膿胸に対する胸腔鏡下掻爬・洗浄ドレナージ術の1治験例
I.内容要旨症例は69歳男性で胸痛にて某医を受診し,左自然気胸と診断された.入院を拒否し胸腔内脱気を受け経過観察することとなり帰宅した.翌日より発熱が続き,胸部X線写真にて膿胸を疑われ,自然気胸発症より6日目に当院に入院となった.胸腔内ドレナージを施行するも症状の改善が認められないため,入院4日目に胸腔鏡下掻爬・洗浄ドレナージ術を施行した.胸腔内膿瘍の細菌培養検査にてStr. intermedicsが検出された.術後経過は順調で,術後2週間は抗生剤入り生食にて胸腔内洗浄を施行し,胸腔ドレーンを抜去した.患者は術後4週で自宅退院となり,外来にて注意深く経過観察している.
キーワード
急性膿胸, 線維素膿性期, 胸腔鏡下掻爬・洗浄ドレナージ術
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