[
書誌情報]
[
全文PDF] (1221KB)
[会員限定・要二段階認証][
検索結果へ戻る]
日外会誌. 89(5): 635-640, 1988
総説
小児の胃食道逆流症の研究とその背景
I.内容要旨近代小児外科がスタートを切った1930年代には胃食道逆流症(GER)の概念はなかつた. Berenberg&Neuhauser (1947)が,乳児の嘔吐症中に,胃内容が食道に逆流するものがあり,これをX線造影学的に証明して噴門弛緩症と呼んだのが本症の概念の始まりで,その後, Carré(1959),Gryboski(1963) らの研究で次第に臨床像と本態が明らかにされ, Johnson(1960),Bettex (1964),更にはFonkalsrud,Amentら(1976,1980)の研究によつて今日のようなGERの概念が樹立された.この胃食道逆流症は今日の小児外科のトビックの1つで,広くかつ深く研究されている.本誌では小児の胃食道逆流症の研究とその背景について,私共の研究を回顧して述べた.
キーワード
胃食道逆流症, 食道内圧
このページのトップへ戻る
PDFを閲覧するためには Adobe Reader が必要です。